逆子の治療
カテゴリ:妊娠出産について  2016年05月16日(月) 15時08分

治療について

逆子の治療は主にお灸を使って行います。

逆子の矯正は温灸の刺激によって赤ちゃんの自己回転を促すことを目的とします。

必ず使用するツボは足の小指の爪の際にある至陰と内踝の上にある三陰交です。

その他、東洋医学的な体質をチェックし、逆子の原因となっている体質の改善のためさらに必要な

ところにお灸をします。

また、逆子治療には自宅での毎日のセルフケアが必要不可欠です。

治療の回数は週に1~2回、期間は2~4週間くらいが目安となります。

 

治療の効果について

2週間以内の矯正率は83%、4週間以内の矯正率は94,5%という結果が報告されており、実

際にほとんどの逆子がこの期間で矯正されています。

逆子が治るメカニズムについては未だ解明されていませんが、下肢のツボに鍼灸治療を行うと、下

全体の皮膚温が上昇し血液循環が改善されることが、林田和郎氏の研究で明らかになっています。

さらに、東京女子医科大学 産婦人科 *至 誠会 第二 病院*の高 橋 佳 代 ・ 相 羽 早 百 合・ 武 田 佳

彦、3氏によるレポート「骨盤位矯正にお ける温灸刺激の効果について 」でも、「温 灸 に よ り

胎 動 数 の 増 加, 骨 盤 内 血 流 の 有 意 な 変 化 が 認 め られた」と考察されています。

鍼灸による逆子の矯正は、赤ちゃんが自然に胎位変換するよりも変換率が高く、優れた治療法とい

えるでしょう。

 

治療開始の時期について

初診時の妊娠週数が28~33週の矯正率は70~90%となっており、特に31週までに治療を

開始した場合の回転率が高くなります。

初産婦さんは32週を過ぎると回転率が低くなりますので、逆子と診断されたらできるだけ早

く(31週までに)鍼灸治療を受けることをお勧めします。

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